世界观部分

量子力学的な視点で見た場合、宇宙は観測する人が一人でもいれば、無限の可能性により無限の数だけ分岐する。人間は無数に存在し、無限に分岐する宇宙がさらに無限に存在する事になる。

また宇宙そのものの内的な自己開発、生存本能により、宇宙存続のために宇宙自身が自らの可能性を無限に模索する。無限の可能性を発掘する事を無限に繰り返す。無限×無限×無限×無限×無限……以下同文である。

また、そうして内的な自己開発、外的な観測からそれぞれ生み出された可能性による分岐は時間軸から発生するため、一本の時間軸でこれならば、当然無数の時間軸があればさらに無限倍される。
しかも時間軸そのものすらも宇宙のように存続のために自己の可能性を開発して自動的に分岐させ無限に生み出す。これもまた無限に繰り返す。

これを"現実"とした時、現実より高位の領域として高次現実領域があり、これは下位世界である現実を無数に内包している。高次現実領域を内包する高高次現実領域、高高次現実領域を内包する高高高次現実領域、というように、より高次の域に駆け上がれば、下位の世界が無数に内包される構造があり、可能性や時間軸による宇宙の分岐のように、これもまた無限に繰り返される。

また0次元は点、1次元はそんな点が無限に寄せ集まった線、2次元は無限の線の集合たる面、というように一つ上の次元は一つ下の次元を無数に内包する。
3次元宇宙空間から∞次元超時空間まで駆け上がれば、その過程により∞次元空間は無限の無限乗個の宇宙を内包してしかるべきである。

さらに異空間、亜空間が存在する。
＜暗黒峪域嶺圏サマーサンド・エースアース＞アルテリオの次元においてはあらゆる下位現実の「真に無限の」可能性を見る事ができ、その領域においては全現実領域、全非現実領域、全超現実領域が皆等しく無限に増える。あるいはそれすら「さらなる飛躍」の足掛かりに過ぎず、分岐はさらに∞×∞×∞×∞×…………と永遠無限に増加した。

現象樹デオギガレストはこのアルテリオ次元を無数に内包する超空間

水