ギルドが保管する古文書にのみその存在が語られる、伝説的なモンスター。
「冥府の王」「海神の化身」などの異名を持つ幻の竜であり、
深淵から出で、激流の渦を以って万物を喰らうとされ、「冥海竜」とも称される。
数十年に一度、海底遺跡の奥深くにその姿を現すとされているが、
目撃例および調査情報は皆無に等しい。
不気味な紅い眼と深淵を思わせる漆黒の体色、
そして通常種および亜種すらも遥かに上回る圧倒的な巨体を持つ。
ギルドに残された記録によれば、その全長はなんと3969.3cmにも達し、
巨大なモンスターが多いことで知られる海竜種の中でも最大の種である。
また古龍種を除くと唯一の完全な水棲モンスターでもあり、
通常種、亜種と異なり地上に姿を現すことは一切ない。
冥海竜の最たる特徴は、正体不明の暗黒の雷を無尽蔵に発揮する能力を持つことである。
この正体不明の電撃についての調査報告は皆無に近く、
この暗黒の雷が「闇の雷」と称されているという事実のほか、
不気味な蒼黒い色彩を持つに至った要因や
人間以外の他生物への影響といった詳細については今なお一切不明の状態にある。
絶命しない限り永久的に帯電状態を維持することから、
常に背電殼に周囲を眩く照らすほどの電力を宿している。
また、生み出される電気はその膨大さ故に身体の内部から溢れ出しており、
背電殼のみならず角、口内、全身の随所までもが蒼く発光している。
何故これ程までの電力を生み出すことができるのかは不明だが、
近年では冥海竜のみが有するとある器官が関係しているのではないかとも噂されており、
この非常に強く帯電している未知の器官は、電気を生み出す核として「雷魂」と呼ばれている。
戦闘に際しては巨体と巨大な雷を用いた苛烈な攻撃を仕掛け、
着弾時に炸裂して広範囲を巻き込む黒雷ブレス、電撃を纏った状態で連続して襲い掛かる攻撃など、
亜種すらも遥かに上回る規模の電力を発揮し外敵を仕留める。
ラギアクルス種の代名詞たる大放電の脅威は特に著しく、
無尽蔵の雷エネルギーを宿すことから、蓄電行動無しで大放電を連発することを可能としている。
大放電の規模は冥海竜の巨体の実に数倍、威力は海中そのものを凶器と化し蒸発させる程で、
「死に至る雷撃」として畏怖されている。
また、体を高速で回転させることで大渦を発生させ、
獲物を巻き込み溺れさせるという通常種の狩猟方法を攻撃に転じさせている。
冥海竜は一度に複数の大渦を生み出すことを可能としているが、
これを自身の周囲に周回させることで攻防一体の武器として扱い、
渦潮により攻撃を加えようとする外敵の行動を封じるほか、
逆に渦潮に追い込んで窒息させてしまうこともある。
永らく古文書の中にのみその存在を認められていた冥海竜であるが、
正式確認に伴ってその生態に関する学説も唱えられるようになり、
近年、その正体は通常種や亜種が長い年月を経て究極的に成長した姿であるとする説が浮上した。
成長する過程で生存競争に打ち勝ち続けた強大な個体が極端に巨大化し、
自重などの要因で陸での生活に支障を来たすようになった結果、
深海へと住処を移して希少種となったというのである。
そして食料の乏しい深海への移動の影響で食性変化し、
餌となる深海生物を引き寄せるために進化し、前述した帯電能力を獲得したのだという。
しかし、潜伏海域や電撃の性質変化など、この説だけでは説明し得ない特徴もあり、
未だ生態の全貌を解明するには至っていない。
本種の危険性と希少性からこれ以上の生態や特徴は不明だが、
古龍種にも匹敵する力を持つモンスターであることから、
ギルドに非常に高い功績を認められた狩人でなければ狩猟許可すら降りない存在である。
「冥府の王」「海神の化身」などの異名を持つ幻の竜であり、
深淵から出で、激流の渦を以って万物を喰らうとされ、「冥海竜」とも称される。
数十年に一度、海底遺跡の奥深くにその姿を現すとされているが、
目撃例および調査情報は皆無に等しい。
不気味な紅い眼と深淵を思わせる漆黒の体色、
そして通常種および亜種すらも遥かに上回る圧倒的な巨体を持つ。
ギルドに残された記録によれば、その全長はなんと3969.3cmにも達し、
巨大なモンスターが多いことで知られる海竜種の中でも最大の種である。
また古龍種を除くと唯一の完全な水棲モンスターでもあり、
通常種、亜種と異なり地上に姿を現すことは一切ない。
冥海竜の最たる特徴は、正体不明の暗黒の雷を無尽蔵に発揮する能力を持つことである。
この正体不明の電撃についての調査報告は皆無に近く、
この暗黒の雷が「闇の雷」と称されているという事実のほか、
不気味な蒼黒い色彩を持つに至った要因や
人間以外の他生物への影響といった詳細については今なお一切不明の状態にある。
絶命しない限り永久的に帯電状態を維持することから、
常に背電殼に周囲を眩く照らすほどの電力を宿している。
また、生み出される電気はその膨大さ故に身体の内部から溢れ出しており、
背電殼のみならず角、口内、全身の随所までもが蒼く発光している。
何故これ程までの電力を生み出すことができるのかは不明だが、
近年では冥海竜のみが有するとある器官が関係しているのではないかとも噂されており、
この非常に強く帯電している未知の器官は、電気を生み出す核として「雷魂」と呼ばれている。
戦闘に際しては巨体と巨大な雷を用いた苛烈な攻撃を仕掛け、
着弾時に炸裂して広範囲を巻き込む黒雷ブレス、電撃を纏った状態で連続して襲い掛かる攻撃など、
亜種すらも遥かに上回る規模の電力を発揮し外敵を仕留める。
ラギアクルス種の代名詞たる大放電の脅威は特に著しく、
無尽蔵の雷エネルギーを宿すことから、蓄電行動無しで大放電を連発することを可能としている。
大放電の規模は冥海竜の巨体の実に数倍、威力は海中そのものを凶器と化し蒸発させる程で、
「死に至る雷撃」として畏怖されている。
また、体を高速で回転させることで大渦を発生させ、
獲物を巻き込み溺れさせるという通常種の狩猟方法を攻撃に転じさせている。
冥海竜は一度に複数の大渦を生み出すことを可能としているが、
これを自身の周囲に周回させることで攻防一体の武器として扱い、
渦潮により攻撃を加えようとする外敵の行動を封じるほか、
逆に渦潮に追い込んで窒息させてしまうこともある。
永らく古文書の中にのみその存在を認められていた冥海竜であるが、
正式確認に伴ってその生態に関する学説も唱えられるようになり、
近年、その正体は通常種や亜種が長い年月を経て究極的に成長した姿であるとする説が浮上した。
成長する過程で生存競争に打ち勝ち続けた強大な個体が極端に巨大化し、
自重などの要因で陸での生活に支障を来たすようになった結果、
深海へと住処を移して希少種となったというのである。
そして食料の乏しい深海への移動の影響で食性変化し、
餌となる深海生物を引き寄せるために進化し、前述した帯電能力を獲得したのだという。
しかし、潜伏海域や電撃の性質変化など、この説だけでは説明し得ない特徴もあり、
未だ生態の全貌を解明するには至っていない。
本種の危険性と希少性からこれ以上の生態や特徴は不明だが、
古龍種にも匹敵する力を持つモンスターであることから、
ギルドに非常に高い功績を認められた狩人でなければ狩猟許可すら降りない存在である。